【通信事業最大手】持ち株会社。傘下に東西地域会社やドコモなど。
発表日:2022年11月09日
耳を塞ぐことなく利用者にしか聞こえないイヤホンの設計技術を開発
〜利用者に音を届けながら周囲への音漏れを打ち消す音波制御を単一スピーカーで実現〜
日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)は、昨今のテレワークやWEB会議の普及、プライベートな時間・空間を大切にしたいというニーズの高まりを受け、「聴きたい音」のみを届け、「聴かれたくない音、聴きたくない音」を届けないようにする究極のプライベート音響空間(Personalized Sound Zone)の構築をめざした研究開発を行っています。
その一環で、ごく小さな空間に音を留める新たなスピーカーエンクロージャー設計技術を開発しました。これにより、耳に差し込まないオープンイヤー型でありながら音漏れを低減することで快適に自分だけの音響空間を楽しみながらも周囲の人とコミュニケーションをとることが可能となりました。本技術を利用したオープンイヤー型イヤホンはNTT R&D フォーラム Road to IOWN 2022(※1)にて展示します。
1. 背景
働き方改革や新型コロナウイルス感染の拡大により、私たちのライフスタイルはますます多様化しました。リモートワークやオンライン授業などイヤホンが必要となる機会も一段と増え、イヤホンはもはや生活必需品になりつつあります。
その一方で、長時間にわたる装着は耳への負担が大きく健康被害も懸念(※2)されるほか、カナルタイプなどの密閉度の高いイヤホンやヘッドホンは、外部からの音を遮断してしまうため、周囲の音が聞こえず呼びかけや車両の接近に気づきづらくなります。また、ネックスピーカーや骨伝導イヤホンのようなオープンイヤー型イヤホンは、周囲への音漏れ不安が使用時のデメリットとしてあります。
そこで、密閉型とオープンイヤー型のメリットを両立しデメリットを補い合う、音漏れが少ないオープンイヤー型イヤホンを実現可能なスピーカーエンクロージャーの設計技術を開発しました。
※以下は添付リリースを参照
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/643718/01_202211091418.pdf
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