【試薬・食品を開発】遺伝子工学を生かした治療の実用化に注力。
発表日:2020年11月16日
国立大学法人大阪大学との生殖医療分野における共同研究開始のお知らせ
タカラバイオ株式会社は、国立大学法人大阪大学(大阪大学)との間で生殖医療分野における共同研究契約(本共同研究)を締結しました。
本共同研究において、当社は、大阪大学医学部附属病院(阪大病院)が参加する、公益社団法人日本産婦人科学会(日産婦)のPGT-A特別臨床研究において阪大病院で採取された検体の遺伝子検査を実施し、阪大病院における検査体制の構築を支援します。
PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)とは、不妊治療などで得られた胚の一部に対して行う移植前遺伝子検査の一つで、妊娠率の向上、流産率の低下に寄与することが期待されています。日産婦は、PGT-Aの有用性に関し、大規模な多施設共同研究を2019年10月から開始し、多くの関連施設が、この臨床研究に参加しています。
当社は、2017年8月に大阪大学とゲノム医療の推進を目的とした連携推進協定を締結し、阪大病院内にクリニカルシーケンスラボを設置しています。また、同大学大学院医学系研究科に先端ゲノム医療学共同研究講座を開設し、共同で先端ゲノム医療研究を推進しています。
当社は、先端生命研究支援で培った遺伝子解析の技術やノウハウを生かしたクリニカルシーケンスサービスを提供し、医療分野をはじめとする生命科学分野への貢献を目指します。
(注)PGT-A臨床研究への参加資格、申込みについては、阪大病院 生殖医療センターのHPをご覧ください。
・大阪大学医学部附属病院 生殖医療センターHP
https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/departments/reproductive_technique.html
※参考資料は添付の関連資料を参照
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参考資料
https://release.nikkei.co.jp/attach/600158/01_202011161712.pdf