【外食大手】東京・神奈川が地盤。複数業態を展開する。
発表日:2020年4月14日
株式会社大戸屋ホールディングスに対する株主提案に関するお知らせ
株式会社コロワイド(以下、「当社」といいます)は、本日開催の取締役会において、株式会社大戸屋ホールディングス(以下、「大戸屋HD」といいます)が本年6月25日に開催を予定しております第37回定時株主総会における議案について、株主提案(以下、「本株主提案」といいます)を行う旨を決議致しましたので、以下の通りお知らせ致します。
1. 本株主提案に至る経緯・目的
当社は、2019年10月1日公表の「株式会社大戸屋ホールディングス(証券コ―ド:2705)の株式買付けの決定に関するお知らせ」に記載の通り、同日に大戸屋HD株式を同社創業家より譲り受け、現在は大戸屋HD株式の19.1%を保有しております。
当社は、「大戸屋」という業態が持つ知名度と、品質に関する多くのお客様のご支持を背景としたブランド力を高く評価した上で、創業者である故三森久実氏の「大戸屋を日本一の定食屋にする」との思いを承継し、これを実現してまいりたいと考え、当該株式を譲り受けることと致しました。
その上で、当社は、大戸屋HD経営陣に対し、当社グループが有する事業プラットフォームの活用等を通じて、後述のシナジーを創出し、これを原資とした大戸屋HDの事業再建の実行に向けて提案を実施してまいりました。
しかしながら、当社が大戸屋HD株式を取得した昨秋以降も、同社の既存店売上高は前年を大きく下回り続け、利益面の悪化も顕著であることから、早期の業績改善が急務であると考えるに至り、当社によるM&Aを通じた当社グループへの参画を大戸屋HD経営陣に提案致しましたが、独自経営に固執する現経営陣は初期段階よりこれを拒絶し、協議を進展させることができませんでした。
その後、本年2月28日に、大戸屋HD経営陣は「経営改善計画(骨子)」を公表しましたが、当該計画は以下の観点から合理的根拠・実現性を大きく欠いており、同社の業績回復は依然として不透明であると考えております。
[1]2018年3月期より2020年3月期に至るまで、現経営陣の下、大戸屋HDの既存店売上高昨対比はほぼ一貫して前年を割り込んでおり、また2020年3月期に実施した2度のメニュー改定はいずれも効果を得られなかったこと。
[2]多くのお客様が不満に感じておられる「お値打ち価格」実現のためには、その原資となる効率化・コストダウンが必要になるところ、大戸屋HD単独の事業規模ではその捻出は限定的であること。
[3]全体を通じて、数値が一切示されておらず、各施策の合理的根拠を確認することができないこと。
以上の経緯から、当社は、経営陣の変更を目的とした株主提案の準備を進める一方、同じ株主としての立場から他の株主様のご意見を伺うべく、本年3月23日より、大戸屋HD株主様へのアンケートにおいて、大戸屋HDの当社グループ入りに関するご意見を募ることと致しました。その結果、回答数の9割を超える株主様(発送総数24,092名、うち有効回答数18,891名)から賛同を頂きましたことから、大戸屋HDの業績改善に向けた当社へのご期待も大きいと考え、本株主提案を実施することと致しました。
また、当社は、本株主提案が大戸屋HDの定時株主総会において可決承認された場合には、大戸屋HDの連結子会社化を検討しております。当社と致しましては、本株主提案の可決承認を前提とした大戸屋HDの連結子会社化を通じて、当社グループが有する事業プラットフォームの活用による大戸屋HDの事業再建を果たすと共に、中期経営計画に掲げた給食事業における協業により、当社企業価値の向上を図ってまいりたいと考えております。
2. 本株主提案の概要
(1)提案する議題
取締役12名選任の件
(2)議案の要領
以下の取締役候補者12名を一括して、大戸屋HDの取締役に選任すること
・現当社役員の取締役候補者:2名
・現大戸屋HD役員の取締役候補者:2名
・社外取締役候補者(非業務執行取締役含む):8名
※以下は添付リリースを参照
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
添付リリース
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