【高い原発依存度】関西経済界の代表格。原発代替電源確保が課題。
関西電力の高浜原子力発電所。手前左から4号機、3号機と奥左から2号機、1号機(2020年2月、福井県高浜町)
関西電力は21日、高浜原子力発電所3号機(福井県高浜町)で冷却水が漏洩した可能性のある熱交換器の使用を再開すると発表した。系統から切り離して点検したところ、伝熱管と呼ばれる配管1本で小さい穴を確認。その配管を含めて使用基準に達しない配管108本の栓を閉め、別の配管を使う。
熱交換器はポンプなどから生じる熱を冷やすための水が通るもので、高浜原発3号機は異常のない残り3台を使って運転を続けている。
漏洩した可能性のある水は放射線を含んでいない。配管の一部に貝類が付着したことで水の流れが変わり、損傷につながった可能性があるという。