【国内最大の鉄道会社】JR7社のリーダー格。関連事業を強化。
東北新幹線が完全復旧して通常ダイヤとなり、車両に向かって横断幕を掲げるJR東日本の社員ら(13日午前、JR東京駅)=共同
福島、宮城両県で最大震度6強を観測した3月の地震で被災した東北新幹線が13日、完全復旧して58日ぶりに通常ダイヤに復帰し、東京から仙台まで約30分、盛岡まで約1時間長くなっていた所要時間や、運行本数が元に戻った。
4月の全線再開後も応急処置的に修繕した箇所が残っており、本数や最高速度を制限する臨時ダイヤで営業していた。
東北新幹線は3月16日深夜の地震でやまびこ223号が脱線し、線路なども損傷。4月14日に全線で再開したが、一部区間の最高速度を通常の320キロから160キロに落とし、本数も通常の8、9割ほどだった。
JR東日本によると、脱線により乗客6人が負傷した。車両も含めた損害は200億円以上で、減収は130億円の見通し。〔共同〕