【東海道新幹線】好採算の新幹線が収益源。グループで新事業展開。
岐阜県中津川市のリニア中央新幹線トンネル工事現場で2021年10月に起きた崩落事故を巡り、JR東海は25日、新たな安全対策を盛り込んだ環境保全計画書を県に提出した。JR東海は事故があった瀬戸トンネルを除く県内のトンネル工事を現場の安全確認の上で近く再開する方針を明らかにした。長野、愛知両県のトンネル工事は既に再開している。
瀬戸トンネルは、5月9日に地元住民への説明会を開いた後、工事再開に向け準備を進める。
提出した計画書には「元請け会社が工法を変更する必要があると判断した場合は、JR東海への協議を確実に実施させる」などと記載した。
岐阜県は2月、JR東海に追加の安全対策などを求める知事意見書を提出。意見書を踏まえてJR東海が安全対策を講じ、沿線地域に説明するまでは、県内のトンネル工事を再開しないよう求めた。JR東海は今月7日に意見書に回答し、計画書の更新に取り組んでいた。
事故は21年10月27日に発生し作業員2人が死傷。長野、愛知両県のトンネル工事現場でも作業員がけがをする事故が相次いでいた。〔共同〕