【航空大手】10年1月に破綻後、市場にスピード復帰。路線別採算管理を徹底。
寒波の影響で運休するJRの特急列車を表示する掲示板(24日、JR大阪駅)
強い冬型の気圧配置に伴う雪や強風などの影響で、24日は各地で電車の立ち往生や車のスリップによる多重事故、倒木などが相次いだ。寒波のピークを迎える25日も公共交通機関の運休や欠航に注意が必要だ。
京都と大阪を結ぶJR京都線とJR琵琶湖線で24日夜、雪の影響で複数のポイントが故障し、同日午後8時ごろから運転を見合わせた。高槻―山科間で計15本の列車が乗客を乗せたまま駅の間で数時間にわたり立ち往生した。JR西日本によると、25日午前2時時点でも、乗客が乗ったまま立ち往生している電車がある。複数の乗客が体調不良を訴えたという。
24日午前11時55分ごろ、大分県別府市の路上で「車の上に木が倒れて、車外にいる男性の意識がない」と119番があった。男性は搬送先の病院で死亡した。別府市には当時、暴風雪警報が出ていた。大分県警別府署によると、男性は運転中に前方の倒木をどかそうと車外に出た際、木が倒れて頭に直撃したという。
24日午後2時ごろには福岡県筑紫野市のトンネルで、軽貨物車がスリップして横転。計6台が絡む玉突き事故となり、1人が軽傷を負った。福岡県警によると当時路面は凍結していた。
福井県警などによると、福井県大野市の国道158号では24日夜、大型トラックが動けなくなり、車数十台が立ち往生した。けが人や体調不良の人はいないという。
全日本空輸は24日午後7時時点で同日の94便、25日も85便について欠航を決めた。日本航空も24日の122便、25日の148便を欠航とした。
JR東日本は24日、山形や秋田を走る在来線の一部線区で運転を見合わせた。25日も東北や信越エリアの線区を対象に運転を一部見合わせる。25日の山形新幹線は福島―新庄間で終日、計画運休とする。
JR西日本でも24日、在来線の運転見合わせや遅れが相次いだ。京都線と琵琶湖線では雪の影響によるポイント故障が発生し、複数の電車が乗客を乗せたまま数時間にわたって立ち往生した。
首都高速道路は24日午後2時時点で通行止めの計画を公表していないが、天候が急変して積雪のリスクが高まった場合は「予防的な通行止め」を実施する可能性があるとしている。2022年2月に東京都心で積雪を観測した際は、首都高で一部区間が通行止めになった。同社は運転する場合「冬用タイヤを装着するなどして、最新の交通情報を確認してほしい」と呼びかけている。
本州四国連絡高速道路などによると、兵庫、徳島両県と淡路島を結ぶ明石海峡大橋、大鳴門橋は24日午後、強風の影響でいずれも通行止めとなった。
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