【東海道新幹線】好採算の新幹線が収益源。グループで新事業展開。
JR東海は24日、リニア中央新幹線の長野県豊丘村のトンネル工区(坂島工区)で昨年11月に起きた土砂崩れ事故を受け、中止していた同工区での工事を再開したと発表した。「改めて今回の労働災害を重く受け止め、安全第一で工事を進めていく」としている。
同社は18日、事故原因と検証に関する最終報告書をまとめ、長野県に説明。施工事業者による工事中の監視が不十分だった可能性を認めた上で、作業員の増員などで再発防止を進めるよう事業者に指導するとともに、JR東海も対応状況を確認するなどとした。後日、豊丘村など関係自治体にも報告した。
事故は昨年11月8日に発生。作業用トンネルの掘削作業中に掘削面が崩れ、土砂が当たった50代の男性作業員が右脚を負傷した。
一方、昨年10月に死亡事故があった岐阜県中津川市のリニアトンネル工事を巡っては中断が続いている。〔共同〕