【国内最大の鉄道会社】JR7社のリーダー格。関連事業を強化。
親子が死亡する事故があったJR常磐線の踏切を調査する茨城県笠間市の職員ら(16日午前、笠間市)=共同
茨城県笠間市は16日、6日に電車と軽乗用車が衝突、軽乗用車の女性(50)と小学生の息子(12)が死亡したJR常磐線の踏切を、県警とJR東日本水戸支社と合同で現地調査した。約20メートル離れた踏切で過去にも死亡事故が起きていることなどから、対策を検討する。
市と県警、JRの職員は16日午前7時半ごろから約1時間、計15人ほどで調査。踏切の状況や、車と自転車が通る様子を確認し、周辺住民から話を聞くなどしていた。
現場は線路が上下線で約20メートル離れており、それぞれに踏切が設置されている。6日の事故は午前8時ごろ、上り線で発生。普通電車と軽乗用車が衝突した。2021年12月には下り線の踏切で特急列車と乗用車が衝突、乗用車の20代男性が死亡する事故が起きている。
市の担当者は、踏切が連続する特殊性や、事故が繰り返されている点を挙げ「市民から不安の声が上がっている。関係機関と協力し、さらなる再発防止策を考えたい」とした。
市は今月11日、JRに対し、踏切の安全を強化することを要望。同市によると、調査の結果を踏まえ、今後県警、JRとの3者間で再発防止に向けた対策を協議する方針としている。〔共同〕
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