【上位総合商社】住友グループの中核企業。金属取引、自動車などに実績。
住商は31日、調剤薬局の薬樹を買収したと発表した
住友商事は31日、調剤薬局を展開する薬樹(神奈川県大和市)を買収したと発表した。同日付で薬樹の全株式を取得した。買収額は非公表。買収を通じて同社がもつ調剤事業のノウハウを蓄積し、住商の完全子会社で調剤併設のドラッグストアを手掛けるトモズの運営に生かしたい考え。
薬樹は1979年の設立で、神奈川県や東京都、埼玉県を中心に約150店舗の調剤薬局を展開している。病気の予防や、オンラインでの在宅調剤などに取り組むのが特徴だ。調剤薬局の先進的な取り組みをノウハウとして蓄積している。
住商は2021〜23年度の中期経営計画の中で、国内ヘルスケア事業を注力事業の1つに位置づける。買収を通じてヘルスケア事業のさらなる拡大を目指す。