【元売り大手】昭和シェルと経営統合。有機EL材料などにも強み
プライムポリマーは樹脂製造設備の建て替えなどで二酸化炭素(CO2)排出量削減に取り組む
三井化学系の樹脂大手、プライムポリマー(東京・港)は31日、環境対応などの取り組みを使途にすると金利優遇される融資「サステナビリティ・リンク・ローン」で日本政策投資銀行から資金調達したと発表した。調達額は100億円。環境負荷の低い高性能な樹脂製造設備の新設などに充てる。
プライムポリマーは2005年に三井化学と出光興産が共同出資して設立した会社で、樹脂「ポリプロピレン(PP)」の国内生産最大手。今回の融資ではプライムポリマーと親会社の三井化学における環境負荷低減の取り組みも評価されたという。
融資を受ける際の環境目標として、プライムポリマーの市原工場(千葉県)や大阪工場など3つの国内生産拠点でのPPの製造時における二酸化炭素(CO2)排出量削減を設定した。CO2排出量を30年度に13年度比で23.8%削減することを目指す。
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