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2022年12月5日(月)
9107 : 海運
プライム
日経平均採用 JPX日経400採用

【海運大手3社の一角】自動車運搬船のほか、資源を輸送するばら積み船に強い。

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4~9月の株価、電機・海運振るわず 上昇首位は三菱自動車

2022/9/30 19:20
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30日の東京株式市場で日経平均株価は3カ月ぶりに2万6000円を割った。日経平均の採用銘柄を対象に4~9月の株価騰落率をランキングしたところ、下落率上位には電機や海運など景気敏感株が目立つ。世界的な金融引き締めにより景気が減速するとの懸念が強まった。一方、上昇率上位には訪日客の増加が期待される百貨店などが入った。

30日の日経平均は反落し前日比484円84銭(1.83%)安の2万5937円21銭で終えた。3月末(2万7821円43銭)と比べると7%下落した。東証プライム上場約1830社のうち55%が値下がりした。

3月末比で下落率が最も大きかったのは大平洋金属だ。9月30日終値は2187円と47%安い。原材料のニッケル鉱石などの価格上昇で生産コストが上昇。7月末に23年3月期の純利益予想を前期比81%減の21億円に下方修正した。配当予想も引き下げ、失望売りが広がった。

電機や海運も下げ幅が大きかった。下落率2位は東京エレクトロン、3位はSCREENホールディングスだった。半導体関連はバリュエーション(投資指標)が高く金利が上昇すると理論価格が下落するため売られやすい。半導体需要の減退も懸念された。

海運では日本郵船が31%安、川崎汽船商船三井が24%安だった。足元でバルチック海運指数や中国コンテナ船運賃指数の下げ基調が続き、業績悪化が懸念されている。

一方、上昇率首位は三菱自動車で56%高となった。7月末の22年4~6月期決算発表時に23年3月期通期の純利益予想を前期比22%増の900億円と、期初から150億円引き上げた。多目的スポーツ車(SUV)など新型車の値上げで採算が改善するほか、円安も業績を押し上げる。

自動車ではSUBARUが34位、スズキが52位だった。SUBARUは国内生産が比較的多いうえ海外売上高比率が高く、円安の恩恵を受けやすい。ただ、トヨタ自動車日産自動車ホンダの株価は3月末を下回る。半導体不足がなお続き自動車生産が回復し切れていない。

水際対策の緩和で訪日客の増加が見込まれている。免税品などの売り上げが伸びるとの期待から高島屋三越伊勢丹ホールディングスといった百貨店株が上げた。円安で海外から見た日本での買い物の割安感が強まっており、円安恩恵銘柄としても物色された。

医薬品では2社が上位に入った。2位の第一三共は主力の抗がん剤「エンハーツ」に使う抗体技術の知的財産権が米国で認められたほか、米食品医薬品局(FDA)が抗がん剤の転移性非小細胞肺がんへの適用を承認したことが材料視された。6位のエーザイは9月28日に米製薬会社のバイオジェンと共同開発するアルツハイマー病治療薬について、最終段階の治験で有効性が確認できたと発表。収益拡大が期待されている。

先行きは不安定な株式相場が続くとの見方が多い。ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏は「少なくとも22年末までは経済指標に一喜一憂する相場が続くだろう。企業の1株利益がどこまで低下するかが問題だ」と指摘する。一方、三菱UFJ国際投信の石金淳氏は「半導体関連には売られすぎの銘柄も多い。将来的には需要拡大が続く」と話している。

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