【大手総合商社】芙蓉グループの中核。重電、プラントに強みを発揮。
丸紅とオンライン診療システムのカラダメディカ(東京・新宿)などの3社は1日、共同出資会社のLIFEM(ライフェム、東京・新宿)を設立した。ライフェムは企業向けに、従業員の女性の健康を後押しするサービスを提供する。月経や妊活に関するセミナーなどを開く。3社は21年7月から業務提携し同様のサービスを提供していたが、新会社設立で意思決定のスピードを速め、顧客開拓も進める。
ライフェムの資本金は2億円で、代表にはカラダメディカ代表の菅原誠太郎氏が就く。ライフェムでは女性の健康管理を支援する法人向けサービス「ルナルナオフィス」を中心に、女性特有の健康課題を技術で解決するフェムテック関連のシステムを開発・運営する。
ルナルナオフィスでは、月経や妊活、更年期についてのセミナー開催や医療機関と連携したオンライン診療、低用量ピルの処方など、働く女性の健康を支援するサービスを提供する。既に10社以上に導入実績があり、22年中に導入企業を30社程度に引き上げる目標を掲げる。
女性の社会進出や健康経営、ダイバーシティが重要視される中で、フェムテック市場の成長を期待し参入する企業が相次いでいる。