【感染症薬主力】抗HIV薬など感染症薬開発を強化。
当面は高砂工場(兵庫県高砂市)や国内外のグループ会社の既存設備を使って生産する
カネカは24日、厚生労働省が22日に緊急承認した塩野義製薬の新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」の中間体を供給すると発表した。中間体は、医薬品原料と薬の間にある製品。これまでも臨床試験などのために中間体を供給してきたが、承認後の出荷量急増に向け生産体制を整える。当面は国内工場と国内外グループ会社の既存設備で生産する。
当面は高砂工場(兵庫県高砂市)や国内外のグループ会社の既存設備で生産する。複数拠点で生産プロセスを分担して中間体を作るという。カネカは、ゾコーバの中間体の半分以上を生産するメイン供給社となる。
同社はオミクロン株用のPCR検査キットの自社開発や、臨床試験中のコロナワクチンの受託生産などを担っている。
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