【トヨタ系】水平対向エンジンと四輪駆動技術が特徴。米市場が主力。
SUBARUはワゴン「レヴォーグ」の一部改良に合わせて上級モデルを値上げした
SUBARU(スバル)は24日、国内主力ワゴン「レヴォーグ」とスポーツセダン「WRX S4」の一部改良に合わせ、上級モデルの価格を同日から5万5000円上げたと発表した。値上げ幅は約1.2~1.5%。
レヴォーグの上級モデル「STIスポーツ」など4種類は価格を376万2000~482万9000円にした。WRX S4も上級モデル「STIスポーツR」など2種類の価格を444万4000~482万9000円とした。内外装やエンジンに大きな変更はなく、ほぼ純粋な値上げとなる。
レヴォーグの廉価モデルの「GT」など4種類は310万2000~370万7000円と据え置いた。WRX S4も廉価モデルの「GT-H」など2種類は400万4000~438万9000円と価格を維持する。スバルは「他社や顧客の動向を見ながら慎重に判断した」とコメントした。
高騰する原材料価格を転嫁する。スバルは5月時点で原材料高による減益要因を今期に1042億円と見込んでいたが、11月2日の決算で1324億円に拡大する見通しを示した。スバルの水間克之最高財務責任者(CFO)は同日の記者会見で「鉄やアルミ、銅などの原料高の影響が膨らんでいる」と説明していた。
国内自動車メーカーは国内モデルを相次いで値上げしている。日産自動車は高級セダン「スカイライン」を10月末から値上げした。三菱自動車は8月、ミニバン「デリカD:5」などを約2%値上げしている。マツダも主力車種で値上げに踏み切った。