【元売り大手】昭和シェルと経営統合。有機EL材料などにも強み
出光興産は千葉事業所の接着剤原料の生産から撤退する
出光興産は21日、千葉事業所(千葉県市原市)での接着剤原料「エルモーデュ」の生産を2023年12月までにやめると発表した。徳山事業所(山口県周南市)での別の接着剤原料「アイマーブ」の生産も23年3月までに停止し、台湾に生産拠点を集約する。2原料とも競争環境の激化が理由だという。業績に与える影響は軽微で、公表している業績予想には既に織り込んでいるとしている。
エルモーデュは年4万トンの生産能力を持ち、不織布やフィルム原料などとしても出荷している。アイマーブの生産能力は徳山事業所が年1万トン、台湾拠点が2万5千トン。同社は脱炭素への構造転換を図るため、事業整理を進めている。
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