【国内最大の鉄道会社】JR7社のリーダー格。関連事業を強化。
<訂正>2022年5月21日12時40分公開の「ペットと一緒に新幹線 JR東日本などが実証実験」の記事中、「上越新幹線」とあったのは「北陸新幹線」の誤りでした。(2022/5/21 21:37)
JR東日本は国内初となる、新幹線でのペット同乗の実証実験をした
JR東日本は21日、スタートアップなどと共同でペットと新幹線に同乗する実証実験を行った。ペットをケージから出して乗客と同席する利用の実験は新幹線で初めて。飼っている犬や猫を同伴できるレジャー施設が増え、ペットを連れた移動の頻度も高まると判断。新たなサービスとして導入できるかを検証する。
実験を行ったのは北陸新幹線の上野~軽井沢間。犬用栄養食の開発などを手掛けるスタートアップ、PETOKOTO(東京・新宿)や西武ホールディングス(HD)などと企画したツアーに、犬を連れた18組が参加した。
シートにはペットの毛の付着を防ぐビニールが敷かれている。乗客は犬をケージから出し、シートや膝の上に乗せて一緒に風景をみるなど、旅を楽しんでいた。
パナソニック製の空気清浄機を搭載し、飼い犬がケージから出た場合の空気の汚染度を計測する。走行後は獣医師の監修のもと、特別な清掃を実施する。
ペットと新幹線に乗るには現状、ケージなどに入れる必要がある。ツアーの参加者からは「気軽に新幹線に乗れるようになれば、ペットに対応できる観光地も増えてくるのではないか」(70代男性)との声も出ていた。JR東日本は検証結果を踏まえ、新たな実験を検討する。