【総合電機】工場向け機器や空調などが稼ぎ頭。品質不正が発覚。
三菱電機は17日、2024年4月入社を中心とする23年度の採用計画を発表した。新卒の人数は単体で22年度見込みと同等の1100人、国内関係会社を含むグループ全体では300人増の2700人を予定する。経験者採用も増やす。成長事業を中心に強化するほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるための人材を積極的に採用する。
23年10月入社を含む新卒採用の職種別内訳は技術系が600人、事務系が200人、高卒者を中心とした技能系が300人と、いずれも22年度並みとする。従来は技能系の枠だった高等専門学校本科卒の学生は、24年4月入社から大卒者などと同じ技術系で採用する。国内関係会社は300人増の計1600人を予定する。
経験者採用は単体では100人増の1000人、国内関係会社は400人増の1400人とする。全体に占める経験者の割合は5割近くに達する。
三菱電機は今回の新卒採用から、事務系でも職種別選考を導入する。「経理・財務」「資材調達」「人事・総務」「法務・知的財産渉外」の4分野は職種ごとに採用する。キャリア形成のしやすさを強調し、人材確保を図る狙いだ。