【消費者金融大手】MUFGと資本・業務提携。事業基盤を拡大へ。
クレジットHDの矢部寿明代表㊨とアコムの木下政孝社長
金融事業立ち上げ支援のCrezit Holdings(クレジットHD、東京・港)が消費者金融大手のアコムと業務提携した。アコムが4月に設立する子会社を通じて、法人向けに与信サービスを提供する事業を始める。事業会社が消費者に向けて、貸し付けサービスを提供できるようになる。2022年度中に事業を開始する。
アコムは4月1日に100%出資子会社の「GeNiE(ジーニー)」を設立する。7月ごろをメドに貸金業の登録を受ける計画だ。クレジットHDはジーニーに与信システムを提供し、システム利用料などを受け取る。
サービスの対象は消費者を自社の経済圏に抱え、消費者に貸し付けサービスなどを開始したい企業を想定する。導入する企業は自社ブランドなどの名称で貸し付けサービスを始められるようになるもようだ。
クレジットHDはシステムを開発し、実際の貸し付けはジーニーが担う。クレジットHDの矢部寿明代表は「自社単体ではできない規模のビジネスを生むことができる」と話す。アコム以外の金融機関との連携も想定しているとみられる。
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