【航空大手】10年1月に破綻後、市場にスピード復帰。路線別採算管理を徹底。
不要な機内食の数量を事前に把握できる路線を増やし、食品廃棄物の排出削減につなげる(JALの機内食のイメージ)
日本航空(JAL)は搭乗客が機内食を事前にキャンセルできるサービスの提供を12月から国際線全線に拡大する。従来は東南アジアや東アジア路線だけが対象だった。不要な機内食の数量を事前に把握できる路線を増やし、食品廃棄物のさらなる排出削減につなげる。
拡大するサービスの名称は「JAL Ethical Choice Meal Skip Option」。2020年11月からバンコク線で提供を始め、現在は東南アジアなどの路線でも全クラスで導入している。
機内食の事前キャンセルは搭乗予約の詳細を表示するウェブサイト上で申し込める。申し込みの期限は出発時間(現地時間)の25時間前。キャンセルによる返金はない。2022年12月1日から日本航空が運航する国際線全線を対象に利用できるようになる。
同サービスの拡大に伴い、日本航空は12月から同社が参画する特定非営利活動法人に対し、キャンセルされた機内食1食ごとに一定額を寄付する。寄付金は発展途上国の学校給食の支援事業に使われる。その代わり従来提供してきた、機内食をキャンセルした搭乗客に歯ブラシなどのアメニティー用品を提供するサービスは11月30日をもって終了する。
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