【みずほグループの統括会社】傘下に銀行、証券、ノンバンクなど。
日銀が2022年12月に金融緩和策の修正に踏み切った後、株式市場はどう反応したか。東証プライム市場に上場する時価総額5000億円以上の企業を対象に、株価上昇率をランキングした。
1月16日までのデータでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の株価が最も大きく上昇した。13日には2008年以来の高値をつけている。
日銀は長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)を見直し、長期金利の上限を0.25%から0.5%に引き上げた。23年に入り、その上限を突破する日も出ており、一段の金利上昇への期待が銀行や保険株の追い風になっている。
横浜銀行などを傘下に持つコンコルディア・フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、第一生命ホールディングスなど、ランキング上位の多くが今週に入り昨年来高値を更新している。
金利上昇は短期的には金融機関の経営にプラスだが、景気を冷やす恐れもある。為替相場の変動も大きく、金融機関経営への影響には注意が必要だ。
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