【ベンチャーキャピタル大手】企業再生も。証券事業も収益の柱。
半導体商社のレスターホールディングスは14日、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンドを通じて、位置情報サービスを手掛けるスタートアップのペダルノート(東京・豊島)へ出資したと発表した。出資額は非公開としている。ペダルノートは病院などで医療機器の利用場所を管理するサービスなどを手掛けており、出資により医療現場の効率化を支援する。
レスターとSBIホールディングス傘下のSBIインベストメント(東京・港)が共同設立したCVCファンドが出資を手掛ける。
ペダルノートはあらゆるモノがネットにつながるIoT機器を活用することで、病院内の機器の位置や稼働状況を管理できるサービスを手掛けている。出資を受けて、エンジニアなど人材採用や運転資金にあて、事業基盤を強化する。
医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援することで業務を効率化し、医療従事者の負担を軽減する。省人化が進めば、新型コロナウイルスの感染対策などにも役立つことが期待される。
レスターは医療介護分野での事業拡大を進めており、出資を通じて医療分野の事業展開の可能性を模索する狙いがありそうだ。