【元売り大手】昭和シェルと経営統合。有機EL材料などにも強み
ENEOSホールディングス(HD)は13日、脱炭素に向けた資金を調達するトランジションボンド(移行債)を発行すると発表した。発行額は約1000億円で、6月に起債する。10年債と20年債をそれぞれ発行し、発行額は10年債が900億円程度、20年債が100億円程度を予定する。
ENEOSHDは移行債約1000億円を発行する
主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券やみずほ証券など4社。再生可能エネルギーや水素事業の開発などに充てる。ENEOSHDは再生可能エネルギーの新興企業の買収など事業構造の見直しを進めている。
出光興産も3月に移行債の発行を発表している。ENEOSHDは3月に起債予定だったグリーンボンド(環境債)の起債を延期している。