【食品スーパー】埼玉県を中心に関東圏で「ベルク」を展開。
2022年2月期決算企業の決算発表が迫る中、上振れ期待の大きい企業はどこか。営業損益(一部国際会計基準)の市場予想平均(QUICKコンセンサス)が会社予想を上回り業績上振れが見込まれる銘柄の株価上昇率を調べた。上位は郊外に多くの店舗を持つ小売りが目立った。新型コロナウイルス「オミクロン型」の感染拡大に伴う外出自粛で、買い物を近場で済ませる消費者を取り込んでいる。
1位は米国コンビニエンスストア事業が好調で構造改革への期待も強いセブン&アイ・ホールディングスだった。2位のしまむらは郊外店舗で集客力を発揮、22年2月期連結営業利益は前の期比2割増を見込む。市場は短納期で流行に合った商品を投入するなどの独自の戦略も評価、さらに高い水準を見ている。郊外店舗が堅調なコメダホールディングスも4位だった。
在宅勤務が普及し、食品スーパーでは巣ごもりによるまとめ買い需要が高まっている。埼玉県が地盤のベルク、中四国地方を中心に店舗展開するイズミなどが上位に入った。
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