【世界的TVゲームメーカー】ソフト開発力に強み。高収益体質。
ゲーム情報誌「ファミ通」を運営するKADOKAWA Game Linkage(東京・文京)は11日、2021年の国内家庭用ゲーム市場規模が前年比1.6%減の3613億円だったと発表した。ハード機器の販売は2年連続のプラスとなったものの、ゲームソフトの販売が伸び悩んだ。
ハードは前年比9.3%増の2028億円、ゲームソフトは12.8%減の1585億円だった。ゲームソフトはパッケージ版のみの推計で、ダウンロード販売やアイテム課金などのデジタル決済は含まれていない。
ハードでは任天堂の「ニンテンドースイッチ」が3機種合計で557万台を販売し、5年連続で年間販売台数トップとなった。一方、世界的な半導体不足の影響でソニーグループの「プレイステーション(PS)5」は品薄が続き、96万台の販売にとどまったと推定している。
ゲームソフトでは、カプコンのニンテンドースイッチ向けソフト「モンスターハンターライズ」が235万本を販売し、年間首位を獲得した。2位はポケモンの「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」で231万本を売り上げた。