【重電大手】発電設備や上下水道システムなどインフラ中心。保守や運用などサービスに注力。
下水道施設の運転・維持管理業務を受託した(米子市の施設)
東芝子会社の東芝インフラシステムズは、鳥取県米子市から下水道施設の運転・維持管理業務を受託したと発表した。これまで業務を担ってきた米子市の外郭団体を民営化し、職員の雇用を受け継ぐ珍しい取り組みという。地方自治体で人口減が進むなか、施設運営を効率化できる枠組みとして各地域へ提案する。
米子市内の内浜処理場や皆生処理場など下水道施設の運転・維持管理業務を包括的に担う契約を7日付で結んだ。他社を含む共同企業体で受注し、契約金額は4月1日からの3年間で計27億5000万円。東芝インフラは電気設備の製造・保守、運転支援などを担う。一般財団法人米子市生活環境公社を民営化し、参画企業で職員の雇用を引き継ぐという。