【たばこ国内製造独占】海外たばこが成長。食品・医薬も展開。
日本たばこ産業(JT)は8日、2023年の春季労使交渉で、全組合員に最大15万円の一時金を月内に支給することで労働組合と妥結したと発表した。支給額は社員が15万円、契約社員が7万5000円、パートタイマーなどが5万円となる。
春に一時金を支給するのは21年以来2年ぶりで、金額は過去最高となる。対象は契約社員などを含めた6402人(3月1日時点)。組合は全組合員を対象とした一時金支給を要求し、会社側が満額で回答した。
JTは「労組から急激な物価上昇などを踏まえた一時金要求を受け、(満額回答で)従業員の生活に対する不安を払拭し、業務に専念できる状況を作り出す」としている。基本給を底上げするベースアップ(ベア)は組合側が要求を見送った。