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商船三井、脱炭素に2000億円
3年計画、大型船でLNG燃料導入

環境エネ・素材
2021/4/5 18:18
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商船三井はLNG燃料船など脱炭素への投資を進める

商船三井はLNG燃料船など脱炭素への投資を進める

商船三井は5日、2023年度までの経営計画骨子を発表し、計画中に脱炭素分野に2000億円を投資すると明らかにした。大型船を中心に液化天然ガス(LNG)を燃料とする船を導入する。世界的に脱炭素の流れが強まるなか、同社も温暖化ガスの「排出実質ゼロ」を50年までに実現する目標を掲げる。

5日にオンラインで記者会見した商船三井の橋本剛社長は「脱炭素に向け、20年代の次世代燃料の大本命はLNGだ」と話した。自動車船や原油タンカーなど大型船でLNG燃料船を積極的に導入する。具体的にどれだけの船をLNG燃料とするかは5日には明らかにしなかったが、今後10年ほどで全体の3~4割を順次、切り替えていくとみられる。

もっともLNG燃料船で削減できる温暖化ガス排出量は重油を使った場合と比べ、3割程度にとどまる。実質ゼロ目標の達成には別の手段も欠かせない。橋本社長は「水素やアンモニアといった新しい代替燃料への転換も必要になる」とも説明した。

20年度時点で「今世紀中」としていた温暖化ガスの排出実質ゼロ目標を大幅に前倒しする。50年までの温暖化ガスの排出実質ゼロ目標を打ち出すのは、国内海運大手で初めて。海外では最大手APモラー・マースクがすでに掲げている。

商船三井は、日本郵船川崎汽船と共同出資するコンテナ船会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」の業績拡大などを理由に、21年3月期は連結経常利益が前の期比2.2倍の約1200億円となったようだ。従来予想は950億円で、上方修正した。

3年間の経営計画中には、LNG燃料船だけでなく、洋上風力発電の関連事業などにも取り組む。脱炭素の取り組みを加速させ、業績拡大を目指す考えだ。同社は経営計画を毎年度見直している。

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