【重電大手】発電設備や上下水道システムなどインフラ中心。保守や運用などサービスに注力。
新たに開発したエンジン
中国の家電大手海信集団(ハイセンス)傘下で、東芝の「レグザ」ブランドのテレビを扱うTVSレグザ(青森県三沢市)は4日、テレビ搭載用の高画質映像処理エンジンを開発したと発表した。人工知能(AI)を搭載し、奥行きや立体感のある映像を再現できる。新エンジンを搭載したテレビは2022年中に発売することを目指す。
米ラスベガスで開かれる世界最大のテクノロジー見本市「CES」に合わせて発表した。CESでは新エンジンを搭載した有機ELテレビと液晶テレビを参考展示する予定だ。
新たなエンジン「レグザエンジンZR α(アルファ)」を開発した。エンジンには「ディープニューラルネットワーク」と呼ばれる技術を持つAIを新たに搭載し、従来のエンジンと比べて高精度な画像処理を実現した。
新エンジンを搭載したテレビはCESに参考展示する予定だ
例えば被写体と遠景を分けて画像処理を実施することで、高画質かつ奥行きや立体感がある映像を再現する。これまでは画面全体で同じ画像処理をしていたため、奥行き感が失われてしまう課題があった。その他にも自然な顔色の補正や、ネットの動画配信サービスごとの特性に合わせた高画質処理などを実現する。
新エンジン搭載機種は22年中の発売を目指す。発売地域は未定だが、上位機種への搭載を想定する。