【航空大手】10年1月に破綻後、市場にスピード復帰。路線別採算管理を徹底。
現在の「JALショッピング」は2023年10月をめどに終了する
日本航空(JAL)グループは2023年初夏をめどに、マイルをためたり使ったりすることができる新たな電子商取引(EC)モールを開く。現在は子会社のJALUXが運営する「JALショッピング」や、JAL本体が手がける機内販売のオンラインストアなど複数のEC関連サイトがあるが、1つのサービスに集約するとみられる。ECの利便性を高めて非航空収入を拡大させる。
JALショッピングは新たなECモールに出店し、現在のサイトは10月をめどに終了する。現在のJALショッピングでは専用のポイントを使用しており、JALのマイルを使用するには一度専用ポイントに交換する必要がある。他社の出店形態など新モールの具体的な内容は未公表だが、マイルは使用できるという。従来のJALショッピングのポイントは新モールに引き継がれない。
航空業界ではANAホールディングスも、1月にECモールを開業した。新型コロナウイルス禍で旅客収入が急減した経験を踏まえ、マイルを生かして物販などの非航空収入を得ようとする動きが加速している。
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