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転職、短所より長所が大
SmartTimes Box Japan社長 古市克典氏

日経産業新聞
コラム
2022/9/12 2:00
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NIKKEI BUSINESS DAILY 日経産業新聞 日経産業新聞 Smart Times

1985年に民営化一期生としてNTTに新卒入社し、13年半勤務した後に外資系IT事業会社に転職した。当時もMBA留学後にコンサルティング企業や投資銀行に転職するケースは時々あったが、外資系事業会社に転職することは少なかったように思う。

NTTでシステム開発、事業計画作成などを担当。スタートアップ、経営コンサルティング会社を経て、2008年に日本ベリサイン社長。13年にBoxの日本法人を立ち上げ、社長に就任。

NTTでシステム開発、事業計画作成などを担当。スタートアップ、経営コンサルティング会社を経て、2008年に日本ベリサイン社長。13年にBoxの日本法人を立ち上げ、社長に就任。

情報が少なく、転職した後で運営実態に驚くことが多く、初期の転職は不調だった。経験を積んで様子がわかってきて徐々に好転し、最終的に今の会社への転職は成功となったが、気づけば37年間に5回も転職して家族に心配をかけた。

転職する際の悩み、外資系IT会社の実際、伝統的日本企業とシリコンバレー企業の比較、日本企業や社会への提案、などを6回書いていこうと思う。

NTTに入社して留学するまで転職はみじんも考えたことがなかった。当時周りには転職した人はほとんどなく、転職は堪え性のない人がする良からぬことだと思っていた。日経連(今の経団連)に出向し、ロンドンビジネススクールに留学し、社外の人たちとの接点が増えるにつれ、仕事内容を自分で決めたいという気持ちが強くなった。

でも、先輩方に「うぬぼれるなよ、仕事ができてるのはNTTの看板のおかげだぞ」、「出向や留学をさせてくれたNTTに恩返しするのがまともな人間だぞ」と諭され、留学後6年間転職するのか決められずに過ごした。その状況を見かねた妻が「転職しなよ」と背中を押してくれ、迷いを断ち切るために無理やり転職した。

転職の短所の最たるものは、今の処遇を一旦手放すとそこに復帰するのはとても難しいということだ。特に日系大企業はこの傾向が強い。また、転職のためには新たなスキルを身につける必要があるが、習得のための機関(職業訓練校)や期間(失業手当受給期間)といった社会制度は不十分だ。外資系企業の事業運営の実際がわからないのも不安になる。

転職にはこうした短所を補って余りある長所がある。仕事の成果は、本人の能力や経験、上司や同僚との関係性、商品との相性、といった3つの要因に左右される。若手から中堅くらいの社員の場合、後の2つの環境要因がより大きな影響を及ぼす。営業の場合はさらに、担当する業界や顧客の購買意欲といった3つ目の環境要因が加わる。

成果が出ない場合、環境要因が原因となっていることが多く、それを自助努力で克服していくか、転職により再出発するかのどちらかになる。後者の方が好転する可能性が断然高い。

特にIT業界は求人が多く、ベストマッチを見つけやすい。転職の際には自分の未熟さと直面するし、就活はつらいし、新会社では緊張する。一方、自分に適した事業や会社を見つけられるし、自己成長に役立つし、仕事内容を自分で決められる意義はとても大きい。

[日経産業新聞2022年9月9日付]

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