【製造業首位】海外展開加速。環境技術も優位。資金量9兆円規模。
スズキの1月の国内販売台数は前年同月比で24%増えた
自動車販売の業界団体が1日発表した1月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比16%増の38万2338台だった。対前年プラスは5カ月連続。半導体の供給が徐々に改善しており、各社は積み上がった受注残の解消に向け、生産の回復を急ぐ。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた。登録車(排気量660cc超)が11%増の22万9497台、軽自動車は25%増の15万2841台だった。
ブランド別にみると、13ブランド中11ブランドが前年同月の実績を上回った。首位のトヨタ自動車は17%増の12万3926台で、軽自動車が好調なスズキは24%増の5万5767台、ダイハツ工業も22%増の5万4156台と続いた。
ホンダは6%減の4万5020台だった。半導体不足などの影響が続き、 埼玉製作所寄居工場(埼玉県寄居町)の生産を当初計画より2割少ない水準に抑えたことが響いた。
半導体の搭載量が比較的少ない軽自動車を中心に生産が回復している。ただダイハツが4月から停車時にエンジンを自動停止する「アイドリングストップ」の機能を一部車種で搭載しない仕様で販売するなど、半導体調達は綱渡りが続く見通し。
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