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バンナム、独自スタジオ開設 動画配信を戦略の要に

日経産業新聞
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コラム
2021/6/16 2:00
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NIKKEI BUSINESS DAILY 日経産業新聞

未来研スタジオは高精細なLEDディスプレーでステージを設けた(東京都港区)

未来研スタジオは高精細なLEDディスプレーでステージを設けた(東京都港区)

バンダイナムコグループは動画配信やラジオ収録に活用する独自スタジオを開設した。新型コロナウイルス禍もあり、オンライン上でイベントなどを楽しむ機会が増えている。今後もネット配信がキャラクタービジネスの根幹になると判断し、独自スタジオの開設に踏み切った。

「ここは『おもちゃ箱』。さまざまなアイデアを募って、新しい形でIP(知的財産)を表現していきたい」。グループでゲーム事業を担うバンダイナムコエンターテインメント(BNE)の宮河恭夫社長は5月26日に開いた内覧会で、力強く語った。

高精細な映像を表現

東京都港区のBNE本社4階に「未来研スタジオ」を開いた。目立つのは総面積107平方メートルの発光ダイオード(LED)ディスプレーで床面と壁面を作ったステージだ。パフォーマンスの進行に合わせて高精細な映像を表現できる。

近年は企業独自の動画配信は当たり前で、社内に自前のスタジオを備える事例も増えた。兄弟会社のバンダイナムコアミューズメントも2020年に「ナムコハイシーンスタジオ」を設けたばかりだ。ただ、未来研スタジオほどの大規模で、ぜいたくな独自スタジオは珍しい。

武器はBNEがゲーム開発で培ったデジタルと現実を組み合わせるXR(クロスリアリティー)技術だ。人間の動作や表情を捕捉し、即座にキャラクターに反映させるリアルタイムモーションキャプチャーも活用する。

こけら落としの配信では作曲家のヒャダインさんらが、人気ゲームである「アイドルマスター」に登場するキャラクター「天海春香」との掛け合いを披露した。

XR技術などを駆使し、人間とキャラクターを融合させた動画配信ができる(東京都港区)

XR技術などを駆使し、人間とキャラクターを融合させた動画配信ができる(東京都港区)

口を押さえて笑ったり、恥ずかしがって顔をそむけたり。架空のキャラクターが生きているようだ。バンダイナムコの資金力と技術力、キャラクターの心理まで表現する声優の演技力が融合した。

「IPはコミュニケーションのきっかけになる」と宮河社長は話す。

バンダイナムコにとってファンのつながりや交流を促し、同好の士が集うコミュニティーを作れるかどうかが課題になっている。任天堂のゲーム「あつまれ どうぶつの森」はプレーヤー同士がコミュニケーションそのものを楽しむ仕掛けにあふれ、SNS(交流サイト)に近い。累計販売は3000万本超だ。

動画配信をコミュニティーの起点に

動画配信はコミュニティーの起点となる。バンダイナムコは1つのIPにゲームや音楽、玩具を積み上げて稼ぐ「IP軸戦略」を掲げる。多角化の核はテレビアニメだったが、消費者の嗜好は変わっている。

放送に立ちはだかる国境も、ネットは軽々超える。未来研スタジオはグループ戦略で扇の要になる。「ラジオ収録を含めて、未来研スタジオから年365本は配信したい」。第3IP事業ディビジョンニュービジネスプロダクションの波多野公士氏は意気込む。高い目標だが、バンダイナムコグループなら可能と説明する。

注目は玩具事業のバンダイだ。バンダイナムコは21年春からBNEとバンダイの融和策を進めている。デジタルとモノの融合を狙うとしているが、グループの二枚看板である両社の隔たりの裏返しでもある。

テレビ主体の商品展開に慣れた浅草拠点のバンダイが、遠く離れたBNEの未来研スタジオを使い倒せるか。IP軸戦略を占う試金石になる。

(新田祐司)

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