日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
急速な円安が日銀の決算に恩恵をもたらしている。11月28日に発表した4~9月期決算で、最終利益にあたる剰余金が1兆5924億円と過去最高になった。「通貨の番人」である日銀は、自ら発行する円の価値が下がると利益が拡大する構造になっている。背景には歴史的な経緯で膨張してきた10兆円近い外貨資産の存在がある。
そもそも日銀はどのように利益をあげているのか。中央銀行は利子が付かない銀行券の発行と引き換え…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!