日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
2023年は緩やかな円高基調になるとの見方が再び強まってきた。世界的なインフレの勢いが次第に弱まる一方、米欧では大幅な利上げの反動で実体経済が減速・後退に向かい、急速に進んだ円安も反転するという見立てだ。利上げの副作用で金融不安などの兆候が表れ始めたことが「ゆる円高」シナリオを後押ししている。
「米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB) は、実体経済に深刻な悪影響を及ぼし得る金融システ…
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