【エレベーター保守】エスカレーター関連も強い。独立系。
20日の東京株式市場でジャパンエレベーターサービスホールディングスの株価が一時、前日比159円(10%)高の1790円と1カ月半ぶりの高値をつけた。独立系のエレベーター保守会社の最大手。過去5年でシェアが2倍に伸び業績は好調だ。大手証券会社が投資判断を新たに始めたことをきっかけに買いが集まった。
終値は前日比7%高の1742円となった。売買代金は前日比9倍超に膨らんだ。
営業利益は2018年3月期から22年3月期まで2桁成長が続き、保守台数も同期間で2倍に伸ばした。シェアは7%台だが、エレベーターのメーカーに比べて安い保守費用や技術力が評価され、営業地域も全国に広げてきた。19日にSMBC日興証券が投資判断を開始し「強気」を意味する「1」をつけた。
SMBC日興証券の王バージニア氏は「27年3月期まで高い保守台数の増加率を維持し、増収率・増益率も2桁を維持する」と分析。PER(株価収益率)が50倍台と相対的に高い水準にあるものの、成長力から割高ではないとみる。
立花証券の大牧実慶氏は「景気が悪化すればコスト削減で保守の委託先を変える需要が増える」と指摘。株価の下支え要因になるとした。
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