【外食大手】ドトールと日レスが統合。コーヒー店やパスタ店を展開。
17日の東京株式市場で、ドトールコーヒーショップや星乃珈琲店などを展開するドトール・日レスホールディングス株が反発し、一時前週末比42円(3%)高の1577円をつけた。14日に発表した2021年3~11月期連結決算で最終損益が黒字になった。店舗の売り上げも回復傾向にあり、業績の底打ちを期待した買いが入った。
終値は同35円(2%)高の1570円だった。5日から下げが続いていたが、8営業日ぶりに上昇した。
21年3~11月期の連結決算は、売上高が前年同期比15%増の819億円、最終損益が36億円の黒字(前年同期は51億円の赤字)だった。新型コロナウイルス対策での時短要請等に伴う助成金60億円を特別利益に計上した。
昨年秋の緊急事態宣言の解除後、月次の店舗売上高は回復傾向にある。足元ではコロナ「第6波」の影響が懸念されるが、早期に収束するとの見方もあり、ピークアウト後の業績好転を見込んだ買いが相場の支えになっている。
楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリストは「個人の押し目買いが入っており、大きくは崩れないだろう」とみていた。