日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
貿易収支が赤字に転じたため、2022年の経常黒字は大幅に減った。経常黒字を保つのに孤軍奮闘したのは、第1次所得収支の黒字急増だ。だが、その裏には対外と対内で直接投資に大きな不均衡が続いているという別の課題がある。
前年比47%減の11兆4400億円だった22年の経常黒字を支えたのは、日本企業が海外子会社から受け取る配当金などの所得と、海外へ支払う所得の差し引きである第1次所得収支…
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