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少額からコツコツ、ネット証券で人気のファンドは?
投信観測所

2021/6/29 12:00
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投資信託の積み立て投資を始めるのに、まとまったお金は必要ない。多くの金融機関で月1000円から、ネット証券なら月100円から積み立てられる。どんな投資信託が人気で、コツコツ続けた場合にどれくらい成果が上がるのか調べてみた。

投信積み立て、人気は海外株式型

積み立て投資に少額投資非課税制度(NISA)を利用すると、運用益(分配金や売却益)が非課税になる。SBI、楽天、マネックス、auカブコム、松井のネット証券5社のNISA口座(つみたて・一般・ジュニアNISA含む)で投信積み立ての買付金額合計が多い順にランキングしたところ、5月は上位10本のうち8本が海外株式で運用するタイプだった。

その8本を人気順に並べたのが図表Aだ。トップは「楽天・全米株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)>」、2位は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」、3位は「楽天・全世界株式インデックス・ファンド<愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)>」だった。

どれも指数に連動する運用成果を目指すインデックス型で、このうち主に新興国株式で運用するのは「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の1本だけ。残りはすべて主に海外の先進国株式に投資するタイプが占めた。

毎月1万円、10年継続で250万円に

図表Aには比較的新しいファンドが多いので、運用実績が10年以上ある類似のファンドで積み立て投資の成果を検証してみた。対象にしたのは、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS 先進国株式インデックス」。「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」より信託報酬は高いが、どちらも先進国株式の代表的な株式指数「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」との連動を目指す。

「eMAXIS 先進国株式インデックス」を毎月月末に1万円ずつ、2011年5月からコツコツ買い続けたときの評価額について、その推移を元本と運用益に分けて表したのが図表Bだ。1年目に元本12万円をつぎ込んだところで4000円ほどの含み損になったが、2年目以降は運用益が積み上がり、10年後には元本120万円に対して運用益132.8万円、評価額が252.8万円になった。

当然ながら、この「成功例」のように必ずもうかるとは限らない。右肩下がりの下落相場では含み損が膨らみ続けることもある。それでも世界の株式相場はどんなショックも克服してきた歴史があり、長期で積み立てを続けていた人は大きな運用成果を得ることができた。「まとまったお金がないから」とあきらめず、少額でも始められる積み立て投資のメリットを生かし、根気よく続ける覚悟で取り組みたい。

■「QUICK積み立てファンド投資評価」の概要
・計算式:QUICK積み立てファンド投資評価=計測期間の積み立て投資リターン(年率)÷ 計測期間の基準価格の価格変動リスク(年率)
・対象ファンド:つみたてNISA採用ファンドとDC専用ファンドのうち、運用期間が1年以上
・計測期間:月末を基準に1年/2年/3年/4年/5年/10年
・更新頻度:月初に算出・更新、スコアを付与

■「QUICK積み立てファンドスコア」の概要
主な投資対象別に6タイプに分類(※)し、それぞれ「QUICK積み立てファンド投資評価」の数値が大きい順に5グループに分け、 「5」「4」「3」「2」「1」 の5段階の評価スコアを付与。 最高が「5」で、最低を「1」とする。
※国内株式型/海外株式型/国内債券型/海外債券型/不動産投資信託(REIT)型/バランス型

(QUICK資産運用研究所 西田玲子)

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