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29日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前日比244円87銭(0・91%)安の2万6804円60銭で終えた。米景況感の悪化を受けて前日の米株式相場が大幅に下落し、東京市場にも売りが波及した。景気敏感株を中心とした売りで日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。
米調査会社カンファレンス・ボードが28日に発表した6月の米消費者信頼感指数は前月から低下し、市場予想も下回った。インフレが進んで景気が減速するとの懸念から、前日の米株式市場では主要株価指数が大幅に下げた。東京市場でも輸送用機器や機械といった景気の影響を受けやすいとされる業種に売りが出た。29日の中国・上海株や香港株の下落も投資家心理の重荷になった。
日経平均は28日まで戻りを試し2万7000円台も回復していたため、利益確定を目的とした売りや戻り待ちの売りが出やすかった。29日は6月末の配当の権利落ち日にあたり、配当落ちで日経平均は32円ほど下押しされた。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落し、終値は前日比13・81ポイント(0・72%)安の1893・57で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8714億円。TOPIXの構成銘柄の浮動株比率の見直しに絡む売買が膨らんだ。売買高は16億6292万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は987、値上がりは787、変わらずは61だった。
郵船や川崎汽が売られた。東エレクや太陽誘電も下落した。日産自やマツダも安い。半面、京成や京王が上昇した。東電HDやサッポロHD、エーザイも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕