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18日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、前日比30円80銭(0・11%)安の2万7899円77銭で終えた。週末を控え心理的節目の2万8000円近辺で利益確定などの売りに押された。米連邦準備理事会(FRB)高官が金融引き締めに積極的なタカ派姿勢を示したのも投資家心理を下向かせた。
日経平均は今週、2万8000円を上回ると上値が重くなる展開が続いた。18日は米株式相場の流れを受けた半導体関連株の上昇や、円安進行に伴う輸出関連株の上昇が指数を押し上げた。ただ、日経平均の上げ幅が100円を超えて心理的節目を上回ると個人投資家からの利益確定売りや戻り待ちの売りがかさんだ。
米セントルイス連銀のブラード総裁が17日、一段と利上げが必要との見方を示したのも重荷になった。米利上げ減速の観測がやや後退して前日の米長期金利が上昇(債券価格は下落)し、東京市場でグロース(成長)株などへの売りを促した。ソフトバンクグループ(SBG)は4%近く下げ、1銘柄で日経平均を50円ほど押し下げた。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸し、終値は前日比0・75ポイント(0・04%)高の1967・03で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9864億円。売買高は11億2625万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は753、値上がりは986、変わらずは97銘柄だった。
楽天グループやエムスリー、リクルートが売られた。郵船や商船三井の海運株も下げが目立った。スクリンや太陽誘電も安い。半面、東ガスや大ガスが上昇。マツダや三菱自、いすゞも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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