トヨタ自動車の販売会社、福岡トヨタ自動車を中核とするSEEDホールディングス（福岡市）などは23日、福岡県の糸島半島で運営するカーシェアリングサービスで貸し出す2人乗りの小型電気自動車（EV）「シーポッド」に、近隣の小学校から集めた絵をデザインしたと発表した。カーシェアリングは高齢者など地域住民向けのサービスとして運営しており、より親しみのある自動車にすることを狙う。

デザインは小学生の絵がもとに（23日、福岡市）

移動サービスによる地域活性化を目指す「よかまちみらいプロジェクト」の一環で実施した。絵は糸島市内の小学校から募集し、2000枚超が集まった。その絵を使って九州大学の学生などがEV用にデザインした。

デザインをあしらったシーポッドは計4台で、芥屋海水浴場近くのステーションなどで借りられる。今回のデザインは25日から約2カ月間使い、その後は別のデザインに貼り替える。