【海運業界リーダー】総合海運会社。陸上、航空サービスも展開。
九州電力は18日、機関投資家向けに脱炭素社会への移行をにらんだトランジションボンド(移行債)を計550億円発行すると発表した。九電が移行債を発行するのは初めて。調達した資金は高効率の液化天然ガス(LNG)火力発電所の開発や既存火力発電所の休廃止などに充てるとしている。
発行する社債は償還期間が5年と10年の2種類。5年物の発行総額は300億円で利率は0.350%、10年物は総額250億円で利率は0.644%とした。主幹事はみずほ証券、野村証券など4社で、払込期日はいずれも5月24日。
移行債は脱炭素へ移行するために発行する債券で、「ESG(環境・社会・企業統治)債」の一種。経済産業省などが21年5月に基本指針を策定し、同年7月に日本郵船が国内で初めて発行した。