【電子部品の大手】セラミックコンデンサー首位。材料から一貫生産。
村田製作所は4日、JTBグループのJTBガイアレック(東京・豊島)から社員4人の出向を受け入れると発表した。新型コロナウイルス感染拡大で業績が悪化している企業から、村田製作所が人員を迎えるのは初めて。受け入れ期間は4月から1年間で、新型コロナの感染状況によって延長も検討する。
京都府長岡京市の本社で事務業務などを担当する。村田製作所は「異なる企業文化が加わることで多様性が広がる」としている。異業種からの受け入れは追加も検討する。
JTBガイアレックは海外留学やホームステイなどを手配、販売している。コロナ禍による旅行需要の縮小で、JTBはグループの社員を自治体などに出向させている。村田製作所では高速通信規格「5G」対応のスマートフォンなどに向けた電子部品需要が旺盛で、2021年3月期の連結営業利益は過去最高の2900億円を見込む。