【工具・工場用品通販】ネット販売主力。低価格と品ぞろえに強み。
工具販売大手のMonotaROが2日発表した2020年12月期連結決算は、純利益が前の期比25%増の137億円だった。11年連続で過去最高を更新した。消毒液など衛生関連商品の引き合いが高まり、主要顧客の法人に加えて個人の利用者が増えた。広告費の減少も利益を押し上げた。年間配当は18円(前の期実績は15円)とする方針。
売上高は20%増の1573億円だった。個人客の登録が増え、販売サイトの登録件数は19年末と比べて550万件と3割強増えた。韓国で利益率の高いプライベートブランド(PB)の販売が伸びたことも増益に寄与した。
21年12月期の売上高は前期比23%増の1942億円、純利益は25%増の172億円を見込む。