【重電大手】昇降機など社会インフラ中心。海外原発からは撤退。
東芝は15日、大株主から要求のあった臨時株主総会の基準日を2月1日に設定したと発表した。総会の開催日は未定だが3月になるとみられる。東芝は臨時株主総会の招集を決めた場合、開催日などを速やかに開示するとしている。
筆頭株主のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントと、米運用会社ファラロン・キャピタル系のチヌーク・ホールディングスの2社が昨年12月、臨時株主総会の開催をそれぞれ要求していた。
エフィッシモは昨年7月の定時株主総会の議決権行使の結果に疑義を呈しており、調査を求めている。ファラロンは東芝が昨年11月に改定した中期経営計画を問題視。今後M&A(合併・買収)などといった大型投資へ踏み切る戦略に切り替えることに懸念を示しており、東芝に合理的な説明を要求している。