メニューを閉じる
2021年5月13日(木)
6383 : 産業用装置・重電設備
東証1部
JPX日経400採用

【物流機器大手】ITや自動車工場向け搬送システムに強み。

現在値(15:00):
9,930
前日比:
-860(-7.97%)

ダイフク、海外採算が焦点に 経営計画「慎重」の見方

企業決算
2021/2/5 22:01
保存
共有
印刷
その他

ダイフクは5日夕、2021年3月期の連結営業利益が前期比5%増の425億円になる見通しと発表した。これまでの予想を15億円上回る。物流センターの搬送装置などが好調で、あわせて発表した24年3月期に570億円をうかがう経営計画は市場関係者に「慎重」と映った。高値圏でもみあう株価が上値を目指すには、海外事業の採算引き上げが焦点になる。

21年3月期の売上高は6%増の4700億円(従来予想は4600億円)を見込んでいる。オンライン会見した下代博社長によると「国内や北米を中心にネットスーパーなどの旺盛な需要が続いている」。20年10~12月期決算は売上高が前年同期比6%増の1167億円、受注高も1494億円と21%増えた。

ただ上方修正した利益予想は市場予想平均(QUICKコンセンサス)を下回る。経営計画は24年3月期に売上高5400億円、営業利益率10.5%(21年3月期見込みは9%)を目指す内容。この数年達成してきた「株主資本利益率(ROE)10%以上」も改めて目標に掲げる。「新型コロナウイルス禍で確実に見えているものに基づいた最低ライン」(下代社長)という。

計画に対して三菱UFJモルガン・スタンレー証券の佐々木翼氏は発表を受けた5日付のリポートで「(これまでの)業績成長への期待値の高さから、株式市場には物足りないと映る可能性がある」と指摘した。

市場関係者が伸びしろがあると見るのは海外事業の採算だ。主力の物流装置の事業では国内では2割近い売上高営業利益率を稼ぐが、北米など海外は5%程度にとどまる。北米では効率改善に向けて、19年末に生産を新工場に集約した。コンベヤーや仕分け装置など基幹部品の内製化率引き上げを目指している。

SBI証券の諸田利春氏は「国内も5年ほど前まで採算性が低く部品の共通化や内製化を進めてきた。海外でも営業利益率が10%に近づく余地はある」と期待を込める。

株価は昨春から一本調子の上昇が続き、1月13日に1万3500円の上場来高値をつけた。その後は今回の経営計画を見極めようともみ合いが続いている。5日終値は引き上げた業績予想に対しても予想PER(株価収益率)は49倍台で、過去3年平均(29倍台)を上回る。

同社は近く市場関係者向けの説明会を開く。三菱UFJモルガンの佐々木氏は「海外の物流システム事業や(競争が激しい)クリーンルーム関連機器の利益率の改善見通しを確認したい」という。事業計画を巡る会社と市場のコミュニケーションが高い関心を集めそうだ。(柘植康文)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ日経会社情報デジタルトップ

ニュース(最新)  ※ニュースには当該企業と関連のない記事が含まれている場合があります。

41件中 1 - 25件

  • 1
  • 2
  • 次へ
【ご注意】
・株価および株価指標データはQUICK提供です。
・各項目の定義についてはこちらからご覧ください。

便利ツール

銘柄フォルダ

保有している株式、投資信託、現預金を5フォルダに分けて登録しておくことで、効率よく資産管理ができます。

スマートチャートプラス

個別銘柄のニュースや適時開示を株価チャートと併せて閲覧できます。ボリンジャーバンドなどテクニカル指標も充実。

日経平均採用銘柄一覧

日経平均株価、JPX日経インデックス400などの指数に採用されている銘柄の株価を業種ごとに一覧で確認できます。

スケジュール

上場企業の決算発表日程や株主総会の日程を事前に確認することができます。

株主優待検索

企業名や証券コード以外にも優待の種類やキーワードで検索できます。よく見られている優待情報も確認できます。

銘柄比較ツール

気になる銘柄を並べて株価の推移や株価指標(予想PER、PBR、予想配当利回りなど)を一覧で比較できます。

  • QUICK Money World