【電動工具トップメーカー】米国など世界100カ国以上へ販売。
マキタの本社(愛知県安城市)
電動工具大手のマキタは31日、2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比81%減の120億円になりそうだと発表した。これまでの予想を100億円引き下げた。欧米などの販売が振るわないうえ、原材料コストや販促費が膨らんでいる。
売上高は1%増の7500億円とこれまでの予想を100億円引き上げた。年間業績の予想の前提となる為替相場について1ユーロ=137円から140円に見直した。一方で営業利益の見通しは150億円引き下げ、73%減の250億円を見込んでいる。
あわせて発表した22年4〜12月期の連結決算は売上高が前年同期比6%増の5802億円、純利益は72%減の142億円だった。主力市場の欧州はエネルギーの供給不安や物価高を受け販売が伸び悩んだが、円安の影響で売り上げは1%増の2630億円にとどまった。日本は充電式の園芸用機器などが伸びた。
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