【製造業首位】海外展開加速。環境技術も優位。資金量9兆円規模。
豊田合成はブラジルでエアバッグを増産する。
豊田合成は27日、ブラジルでエアバッグなどの生産を強化すると発表した。投資額は約14億円。建屋を拡張して生産設備を導入し、2024年12月に稼働を始める。経済成長が続く南米で、顧客のトヨタ自動車などの需要増に対応した。
サンパウロ市近郊にある生産子会社、GDBRインダストリアコメルシオで生産能力を強化する。エアバッグのほか、車のハンドルの生産も増やす。既存工場も含めて設備の配置を最適化し、生産効率も高める。投資に伴う資金調達の一環で資本金を9000万レアル(約22億円)から1億1800万レアルに増資した。
GDBR社は15年、豊田合成グループのブラジル初の拠点として生産を始め、約450人の従業員がいる。車の需要が伸びており、生産した部品は主にトヨタ向けに供給する。