日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
円安や原材料高、新型コロナウイルスなど、中部地方の景気には逆風が続く。日本銀行名古屋支店長へ、5月末に就いた中島健至支店長に景気の見方を聞いた。
――円安に拍車がかかっています。
「この地域は製造業や輸出企業が大きいが、円安のプラス効果が大きいと決めつけるのは良くない。最近は円安と原材料高が混乱している。プラスの効果が出ている企業が賃上げや設備投資といった行動に移し、経済全体が回っていけば良いが…
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